2025.08.02更新
建築設計長期優良住宅について
こんにちは!
厳しい猛暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回のテーマは『長期優良住宅』です。
近年、よく耳にするワードだと思いますが詳しいことはよくわからない。
という方がほとんどではないでしょうか?
一言でいうと、「長く快適に住み続けられる、質の良い家」として国からお墨付きをもらった住宅のことです。
2009年に「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が施行され、良い家を長く使うことで、
環境への負荷を減らしたり、資産価値を維持したりすることを目的としています。
長期優良住宅として認定されるためには、さまざまな厳しい基準を満たす必要があります。主な基準は以下の9つです。
- 劣化対策:数世代(約100年)にわたって、家の骨組み(構造躯体)が使えるようになっていること。
- 耐震性:大地震(数百年に一度レベル)が起きても、すぐに倒壊せず、改修すれば住み続けられるレベルの強さがあること。
- 省エネルギー性:断熱性能が高く、冷暖房などのエネルギー消費を抑えられること。
- 維持管理・更新の容易性:構造躯体以外の配管や内装が、点検・清掃・補修・交換しやすい構造になっていること。
- 居住環境:地域の景観や環境に配慮されたものであること。
- 住戸面積:良好な居住水準を確保できる広さがあること(一戸建てなら75㎡以上、共同住宅なら55㎡以上など)。
- 維持保全計画:建築時から将来(30年以上)を見据えて、定期的な点検や補修の計画がきちんと立てられていること。
- 資金計画:建て替えや維持保全に必要な資金計画が適切であること。
- 自然災害への配慮:自然災害による被害の発生の防止または軽減に配慮されたものであること(共同住宅・長屋のみの「可変性」「バリアフリー性」などもあります)。
これらの基準を満たすことで、「長く安心して暮らせる家」と認められます。
弊社では長期優良住宅の認定取得も可能ですのでお気軽にご相談ください!!
鞍月営業所 水口